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なんばゆき
PROFILE ・福岡県出身 ・現在ベトナム在住 ・夫1人息子1人 コメント、トラックバックは受け付けておりません。ご意見ご質問のある方はメールでお願いします。m(__)m uzu@uzugallery.com http://uzugallery.com/ 姉妹ブログ:UZU and Co. カテゴリ
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なんばゆき@はのいです。ご無沙汰しました。1か月くらい放置していたようです。
ちょうど5年前の5月このくらいの時期にXuan Dieuにギャラリーのみでオープンした UZU Gallery。自分勝手に気の向くままにやってきました。本当に皆様には感謝しきり。ありがとうございます。 あの頃のことを思い出すと、なんだか顔が笑ってしまいます。本当に色んなことがありました。綺麗ごとを並べるつもりもなく、本音を言えば、楽しいこと、嬉しいことより、腹立つこと、情けなくなったこと、悲しかったことの方が実は多いのですが、そういうネガティブな様々な出来事も今となってはいい思い出。顔が笑ってしまう原因でもあります。ま、笑い顔は多分に複雑な笑い顔ではありますが、これって人生と似てるかな。 3年前に始めた教室も、今ではルーティンワークのひとつとなり、相変わらずビジネスとしてはちっとも成立してないのですが、好きだし、次にやりたいことにつながるステップのひとつだから、大切に大切に育てています。そのステップのひとつとして、秋に教室の展覧会を予定しています。 やると決めたら元来欲張りな性格が顔を出すのはいつものことで、展覧会だけじゃ物足りないから、他にも色々企画して行こうかなと。詳しい内容は後日リリースしますので、もう少しお待ちください。 今年のカレンダーの5月はこれ。 ![]()
この画はもちろん安藤彩英子作。ベトナムの美空ひばりか山口百恵かというくらいの大御所、 My Linhのおうちにあります。ご家族の干支で安藤彩英子に作成依頼したものの一枚で、これは確かお義母さまの干支の丑。この画の完成時、ちょうど安藤彩英子のPetit Exhibitionをやった時の記事がこちら。 Reception for Petit Exhibition ANDO SAEKO ところで私がベトナムの天然漆に出会って8年になります。相変わらず自分が描く時間が全く取れないので、これはどうにかせねば、なのですが、それと同時に、ベトナムの漆画、何とかしないときっと廃れてしまうという危惧も大で、これも何とかならないかと内心焦っています。 なにはともあれ、6年目もどうぞよろしくお願いいたします。 # by yukiazur | 2012-05-25 04:01
なんばゆき@はのいです。
日付が記事の下に入るから、なんとなく見づらい気がして、これからはタイトルにも入れることにしました。どっちかというと、自分が見やすいからではあるのですが....。 さて、漆教室の生徒さんが教室に通い始めて最初に作るものに、表札、蓮の花、素材パターンだと以前書きました。表札と蓮の花についてはその後の記事に、今日は最後の素材パターンをご紹介します。 この素材パターンは以前にもこのブログでご紹介したことがありますが、生徒さんの作品ではなく、安藤彩英子デザインで彼女の工房で製作されたもの。最初数点ありましたが、すぐにsold outになってしまったので、その後、UZU Galleryでも使用権を購入し同じ職人さんに作ってもらいました。ひとつは私の個人の所有物になっているのは勿論のこと。2008年のカレンダーの表紙にも使いました。 ![]() この画、元々作品として作られたわけではなく、取引先と同じものを持っていれば話が早いということで作られた素材のサンプルだったわけです。これが今、教室で思わぬ活躍をしています。 生徒さんは作りたい素材が思いつかない時など、隣の部屋のギャラリーにこの画を見に来ます。そして、こんな感じで色はもう少し明るく等々、具体的に希望を言葉にして、それを講師が理解して描き方の順番(これが漆画は大事)をお教えするわけなんです。 そして初めて描く漆画にも、これを一枚作ると、色んな素材を作るため、非常に効率的に素材つくりの基礎を学ぶことが出来ます。やっていても楽しい、一石二鳥以上。 恥ずかしいですが、私の漆の最初の一枚も素材パターンでした。 こちらの記事↓ 初めての天然漆画 この記事が2007年ということは5年前。その頃、UZU GalleryをOPENさせたわけで、初めての天然漆画はそこからさらに遡ること3年。あれから8年が過ぎたということですね。ひとり感慨にふけます。
土曜の午後の教室は、当初働いている方のためにオープンしました。月~金は出来ないけど、土曜ならという声が聞こえたため。初めの頃はそういった方が多かったのですが、意外に増えてきたのが普段はお子さんが学校に行っているので土曜ならといらっしゃるお子様連れの方達。多い時は4~5家族いました。
そのうちのM母娘の最近の作品がこちら。 ![]() 猫 by 母 ![]() カラー by 娘 母の猫は、色を入れない漆で黒い漆ボードに猫と花のアウトラインを描き、その後、ピンクや緑の色の部分に銀箔を貼り、そこに透明色で着色し、上からボード全体に漆をかけ研ぎました。その後、アクセントに金箔を貼っただけ。一番シンプルな漆の描き方です。シンプルと言うのは難易度のことではありません。複雑でないという意味で、難易度でいうと、これはもっとも難しい描き方のひとつです。なにせ研ぐのが難しい。実際母は仕上がりにかなり失望したようで、何度も溜息をついていらっしゃいました。うーむ、しかし、十分綺麗に仕上がっていると思います。一様に研ぐのはプロでも難しいですから。 娘のカラーは、気の遠くなるような卵の螺鈿作業を、コツコツとやった結果です。あの小さく砕いた卵の殻の向きや大きさにまでこだわり、ひとつひとつ丁寧に貼っていました。卵殻の密度のグラデーションもきちんと計算されています。バックの色も考えに考えた紫。そこには貝の粉が入っています。そしてフレームの銀は母のアドバイスもありました。 娘は受験の真っ最中で、これらは母娘の時間を愛おしむように通ってくださった成果です。娘は既に新しい地での生活が始まっているようです。この画、どんな風に見てくれるでしょうか。実は額に入った姿をまだ見ていないとか。 ところで写真は私が撮ったので、光も入り私の姿も映り込んでいますがご愛嬌。漆画を撮影するのはプロでなくては無理。それも漆画専門のHuyさんでなくては撮れません(日本のTV番組製作会社のカメラマンも泣いてらっしゃいました)。
こんばんは。なんばゆき@はのいです。
私の住むベトナムはハノイの自宅の近くに湖や池が沢山がありまして、当然のこと季節になると蓮の花が咲きます。蓮はベトナムの国花のようです。ちなみに数日前にその湖、池の近くを通ったら、小さな葉が湖面のあちこちに。今ではきっともっと増えているはずです。近いうちに花も咲くのかな。今ハノイは初夏の陽気になりました。 ![]() ![]() この蓮のモチーフは、ところがどっこい、日本の文様なる昔からあるパターンなのです。私もいくつか作りましたし、安藤彩英子のアトリエでも何作か作ってくれましたし、また教室でも何人もの生徒さんが作りました。どなたもあまりのベトナムチックさに、ベトナムの模様と信じて疑ってなかったかもしれません。 ちなみにこの画像は安藤彩英子のアトリエ作。彼女の指導の下、弟子が作ったものです。最初の白い方は先日お嫁に行きました。金の縁取りがある方は実はこの外側に黒い枠があり、一見額に入っているように見えます。私はどちらかというと、こっちの方が好きかな。 ところで、「何人もの生徒さんが作った」と書きましたが、本当に何人もなんです。多分合計で20人は下らないと思う。それが不思議なもので、ひとつとして同じものはなく、見事にそれぞれ別物です。こんなにバリエーションがあるのかと驚くほど。先日は同じ頃に始めたお二人が同じものを選んで、席が真向いで作ったものだから、一見すごく似たものになっていくようでした。ところが研ぎだしたら、あら不思議、まったく別物になっています。同じ色で同じ個所を描いたとしても違ってくるのは、よく考えると漆画だから当たり前なんですが、それにしても驚きました。 今にして思えば、ひとつひとつを写真に撮っておくんだったと悔やみます。ここで比べたら面白いだろうに。後悔先に立たずですね。いつもこんな風に行き当たりばったりですから…。計画性は大事、つくづく思います。 ふと思い付いたのですが、秋に教室の展示会を計画しています。その時に、前に作った蓮の花を集めて、まとめて飾ってみるのも面白いかも。これを読んだ方で、蓮の絵をかつて描かれた方、展示会の期間、その絵お貸し頂けませんでしょうか。
なんばゆきです。こんにちは。毎度のことながらご無沙汰しています。
今日は漆のお話ではありません。お約束した前回の投稿でお約束した漆画教室のことに関しては次回にさせてください。感動残るうちに最近の出来事を書き残しておこうかなと。 春休みにアメリカはメンフィスの友人を訪ねた際、ワシントンDCまで足を延ばしてみました。昔から行きたかったスミソニアン博物館群が目当ての3泊4日。息子と行きたいところをひとつずつ選んで順番に。息子の選んだ航空宇宙博物館はお約束だし、私が選んだ国立美術館もお約束。ちなみにこの国立美術館はスミソニアンではないそうです。 昔ながらの宗教画、肖像画、ルネッサンス時代の絵、そして印象派のそれはそれは膨大な量が常設となっていて、アメリカの豊かさ、文化への造詣の深さに感心するばかり。何より凄いのは入場が無料なこと。国の文化保護に対する意識の高さもさることながら、個人の寄付によるところが大きいのはさすがです。 私の好きなのは主にマチスやモディリアニなのですが、他にも、昔々小中高生の頃、画集を開いては溜息をついていたあの絵この絵が目の前にあり、部屋の真ん中にあるソファに座って、意識は多分どこかの世界に飛んでいたんだと思います。 ここからが今日の本題。 そして、なんと、運がいいというか、いや、むしろ人生の運の何分の一かを使ってしまったような出来事がありました。この何年も私の中で不動の一位を占めている「伊藤若冲」の特別展が!!! Colorful Realm: Japanese Bird-and-Flower Paintings by Itō Jakuchū (1716–1800) March 30–April 29, 2012 伊藤若冲は江戸中期、京都で活躍した画家です。裕福な商家の出で変わり者。長男であったにもかかわらず家業も弟に譲り、一生妻も持たず、呑む・打つ・買うこともなく、ひたすら絵という己の道に邁進していた画家です。 彼が裕福な出であったのは後世に彼の絵を見る私たちには非常に幸運なことです。高価だった絵の具を惜し気なく仕えたのですから。そのお蔭で何百年も経っているにも関わらず、彼の絵は依然として発色が綺麗。彼の絵を初めて目の当たりにした私は、その世界に引き込まれてしまいました。 今回は日本がアメリカに桜の木を送った100周年記念の目玉として開かれた特別展です。皇室の御物である、この「動植綵絵(さいえ)」30幅は元々若冲が京都の相国寺に寄進したもの。明治維新後、廃仏毀釈の影響による存続を憂えた寺がこれらの名画を明治天皇に献上したことにより、寺を維持できたエピソードがあるそうです。 講釈はともあれ、若冲の絵の一部です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() こんな感じの鶏を中心とした(若冲の真骨頂が鶏!)動植物の掛け軸が30幅に、有名な釈迦三尊図がありました。私は椅子に座ってぼーっと見とれるだけ、至福の時。 5~6年前、九州国立博物館で近く若冲展をやるというチラシを見て行きたいと強く思ったけど、確か旧正月の一時帰国でどうしても滞在延期が出来ず諦めたのを思い出しました。そのチラシも確かどこかにとってあります。その数年後、東京は上野で巨匠の対決とやらの大きな企画展があり、曽我蕭白との対決の1点だけ見たのが、私が伊藤若冲を見た最初でした。襖の絵、鶏でした。金ぴかでしたね。でもその金箔より、その中にいる鶏の方が何倍もゴージャスでした。 やっぱり凄い。ごくごくシンプルにそう思ったのですが、何せ混み混みの上野の美術館。あっという間に出ていかざるを得なくて、どこかで欲求不満となっていたのでしょう。今回のように椅子に座って何十分もじっと見とれていられるなんて贅沢の極み。あぁ、夫がワシントンDCに赴任しないかなぁ。。。。 若冲の絵は妖怪好きの息子にも感じるところがあるらしく、特に池の生き物の絵や魚の絵、ほほぉ~と見入っていました。他の絵ほどの派手さはありませんが、一つ一つを見ていると、この世の縮図のようにも見えます。特に池の生き物の方は。「池辺群虫図」というタイトル。 今回再確認したのは、私が安藤彩英子の絵が好きなのは、多分、伊藤若冲と通じるものを感じるからなのでしょう。平面の中に特に顕著な遠近法を使わずとも、世界の広がりがあり、生き物が本当にその世界で呼吸し生き生きと動いていると感じさせてくれる、そんなところなのかもしれません。 なんばゆき
漆画教室の生徒さんが初めて作るもののほとんどは、
素材パターン 蓮の花 ネームプレート この3つになることが多いようです。今日はこの中でネームプレートをご紹介。 ![]() これは実際には生徒さんが作ったものではなく、UZU Galleryでお客様にお作りした表札の一部です。生徒さんが初めて作品を作る時はアイディアが沸々と湧くわけでもないので、こんな感じにパターン化されたものをお勧めしています。やっているうちに少しずつ欲しいものが見えてくるので仕上がりが当初予想したものと違うことが多々ありますが、それは漆の醍醐味。 色や素材を少しずつ違うものにするだけで、全く違うものが出来上がります。ちなみにここに使われているのは、卵殻や貝殻螺鈿、木の粉(いわゆるおがくず)に生漆を染み込ませた素材、そして金箔の字。シンプルですが一番使いやすいもののようです。 一方、私が漆を始めた頃、友人に作ったネームプレートのひとつがこちら。 ![]() バックは字の書いてある黒い四角を除き銀箔をムラに貼って、漆をかけ研いだ後、何度か精製漆を重ねて字を高くし、最後に字の周りと黒い四角にずらした別の四角に金箔を貼るのです。(説明になってます?)金箔のエッジがいまいち直線じゃないのが悲しいですが。 螺鈿に比べると時間がかかりません。今ならもう少し上手に出来ると思いますが、反対に作る時間がとれなくなってしまいました。漆に向かう姿勢と基本的な生活パターンをどうにかしないとこの状況は変わらないので、いよいよ漆の季節になるこの春、真剣に考えてみようと思います。 次は蓮の花か素材パターンについてご案内しますね。
UZU Galleryのなんばゆきです。またブログ更新無精になってしまいました。本当にご無沙汰ですみません。
あっという間に旧暦の新年も過ぎ、二月も半ば。ベトナムに14年以上いるせいか、いつの間にか旧暦のお正月の方が体も新年と感じるようになっております。ちょっと遅れましたが、前回の太陽暦新年のご挨拶に続き、今日は太陰暦の新年のご挨拶を。 本年もどうぞよろしくお願いします。 ![]() こちら今年の安藤彩英子カレンダーの表紙です。この上にSeason's Greetingがありますが、カレンダーとしての表紙はこちら。10年ほど前の龍の漆画。シノワズリな雰囲気が好き。夫と息子の干支が辰なので、いつかは龍の絵が欲しいなと思ってます。ちなみに私はトラですが、絵にするとトラって難しい。ちょっといまいちと思いません?その点、龍っていいですね。 UZU Galleryの活動は漆の紹介と漆教室の運営が日本柱ですが、これは淡々と続けています。淡々とというと聞こえはいいけど、要するにあまり気張らずやっているということ。 もともとギャラリービジネスって道楽商売のようなもので、よっぽど政治的にやってないと儲からないと思うのはやってみて初めてわかったことでもあります。もちろん儲けようと思って始めたわけではないけど、あちこちのギャラリーが閉じるのを目の当たりにし、気楽に楽しむという方向でやるのがベターだと気が付いたわけです。 ところで、最近また一段とハノイ市内で手に入る漆の質が落ちたような気がします。値段は上がる一方。以前生産地のフートー省の方がうちに来て嘆いていましたが、中国から大量買い付けが入って、なかなか市内にいいものを出せないと。 生産者にはびっくりするほど少ないお金しか落ちないという現実があるから余計に、大量買い付けになびいてしまうんですね。どこかで負の連鎖を断ち切って将来につなげないとと、前の投稿にも書きましたが、こんな素晴らしいベトナム文化がなくなってしまいます。私みたいな外国人がひとりで叫んでもしょうがないのだけど、心からそう思います。 なんてことを先日、ODA関係の方にお話ししてみました。難しいのは、その道の専門家がいなくて、プロジェクトを形成しても、実際効果のある結果に結びつかない危惧があるようだと。すごく納得しました。 新年早々、ちょっと暗い話題になってしまいました。でも、今後のことを考えて、ちょっとずつでも前に進みますね。
あけましておめでとうございます。
昨年中の感謝とともに、本年もどうぞよろしくお願いします。 とはいうものの、もう三が日も過ぎ、今日は一月四日。 いいわけをするならば、年末からベトナム・ハノイのネット状況が最悪で、exblogの写真はまず見られない。多分時間切れになるんだと思う。そう思いたい。それで更新も出来ず仕舞い。ずっと待っていればもしかしたら画面にも現れるかもしれないのだけど、一応X妻X母は、特にこの時期忙しいのだ。 メールの送受信が限度かと思えば、youtubeは問題なく見ることが出来たりして一体なんだろうと思うのだが、新年早々深く考えても腹立つばかりでしょうがないので、今日のご挨拶となりました。今日は見られる写真と駄目な写真とがあるから、やっぱり時間切れなんだなとちょっとホッとしました。 カレンダー印刷しました、からずっと放置したこのブログ。この年頭もやっぱりお約束のように、「今度はもっと頻繁に更新します」なんて言うわけです。 <今日までの出来事ダイジェスト> ・カレンダー完成。相変わらず100%の満足ではないのですが、まぁまぁ、年を追うごとに色んなことを学びます。 ・安藤彩英子の新しい絵がいくつか入ってきたが、すぐに嫁に行ったもの多し。 ・Phi Phi Oanhといううちにとっては新規の画家の絵がとっても魅力的!ご紹介します。あれ?既に投稿したっけ?(チェックもせずにすみません) ・UNISのComEdのコースは無事終了。皆さんとっても素敵な漆画完成。同じ図案からああも違うものが出来るこの不思議さ。このコースはまたやりたいと思います。やる方としても本当に学ぶこと沢山あるコースです。今回は韓国人の参加者が多くて、またほとんどの方が漆画教室、特に安藤彩英子のクラスにウェイティングをかけられました。順番待ちがなかなか来なくてごめんなさい。また水曜日にウェイティングをかけた方も数名いらっしゃいます。こちらもOPENするの人数的にまだ難しい状況です。 ・レギュラーの漆教室は月~土まで水を除く毎日開催。皆さん毎回確実に技術向上してます。以前、日本から漆を研究している大学の先生が見えて驚いていました。(こういう記事もちゃんと投稿するべきですね)そんな風に褒められると自分のことのように嬉しくなるもんです。うちの教室はベトナムのどこと比べてもかなり高度な技術を学べます、本当に!これは自画自賛ではないと自信をもって言えますよ。 <今年の抱負> なんて偉そうなものはありません。「平常心」これでやっていこうと思います。特別なことは何も必要ないという思いが歳を取るごとに大きくなってきます。例えていうと、スーパーの大売り出しには興味を持たないぞ、そんな気持ち。 ベトナムで何かをやっていると、うまくいくことが少なくて、途中で心折れてしまうことが多々ありますが、14年経ってようやく夫のモットーである「焦らず腐らず諦めず」がわかってきたような気がします。そのためには大売り出しとかグランドオープンみたいな華やかな特別なことを期待してはいけない。特にギャラリーみたいな、人生の中で+αの部分に属することをやっていると、余計に淡々としていないと継続出来ないような気がします。 今年は昨年にも増して淡々と、しかし深々とやっていきたいと思います。 ご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。 店主敬白
数日前ようやく印刷まで漕ぎつけました。
![]() 色チェックに印刷所まで出向きました。これは試し刷りしてOKを出したものと同じもの。これを裁断して製本?するのです。この段階での印刷物は珍しいのでとっておくことにします。約60x120cmくらいの大きさ。ここに18枚分のカレンダー+αが印刷されています。(写真のピントが合ってないのはご愛嬌。暗い部屋で撮ったスナップでしかも手ぶれ120%なので、どうにも、、、、ハハハ、、、やっぱカメラ、もっとマシなのにしますね、近いうち) 今年の紙はクッシェ・マットにしました。去年・一昨年と欧風なマットな紙にしたのは単に個人的な趣味。漆画の質感とは全く違うのを承知で選んでいたのも、マットな質感の品の良さに魅かれていたから。オブジェクトに主張があるから、紙は主張のないマットでもいいかなと思ったのですが、マットな紙は印刷も難しく、2年連続で似たような失敗をしたので、今年は漆画の質感をかなり正確に表現できるものに変更しました。実際、質感のみならず色もかなり正確に鮮明に刷られています。 今年のカレンダーの特徴は、、、、というほどでもないけど、extraで、翌年2013年の1月2月まであります。というのも、2/10は旧暦の元旦。ベトナム人にとっては、むしろその頃カレンダーを変えるというのが自然ということもないわけでないような気がして。というより、本音を言えば、私だけに限らず多くの日本人が毎年、旧正月に一時帰国をするから、それまで使っていられるカレンダーがいいかなとか。 11月下旬には完成の予定。いつもより早く出来る?まさかね。そんなにうまくいくわけない。ベトナムに長いこと住んでいると、あまりうまく運んでいると、どこかで必ず転ぶという予感がします。これ、経験則。 11月末よりシンガポール遠征します。その時に持って行けるといいのだけど。。。。今年は何も問題なく、手元に届きますように。心臓に悪いから受け取るまで考えるのはやめます。:-) カレンダーに関しては、こちらのギャラリー・ウェブサイトからどうぞ。 こちらからどうぞ。http://uzugallery.com/ (ここをクリックしてください)
ご無沙汰しております。ちゃんと更新しようと思っていたのに、また前のように更新武将?無精になりました。皆様はお変わりなくお過ごしですか?UZU Galleryは特に変わることなくやっております。
このところカレンダー製作で結構アップアップしているのに、忙しい時に限って後回しにできないわけじゃないものをやらなきゃいけないという気持ちになる例の発作が起きて、こんな時間に更新しています。 カレンダーのための漆画の写真を撮ってもらう時に、一緒に、このプロジェクトの漆画も撮ってもらったものだから、更新したくてうずうずしてました、実のところ。 生徒さんが持って来られたイラストを見て魅かれ、辿り着いたM/Y/D/SのANIMAL GRAPHICSのサイト。ここから、動物イラストの使用権を購入し、Nguyen Huy Hoanに漆画に仕上げてもらいました。彼は安藤彩英子の兄弟弟子で、漆画の経験も20年になるベテランの漆画画家です。もちろんUZU Galleryでは彼のオリジナル漆画を扱っており、また週に2度は漆画教室の講師を務めてくれています。 彼の技術はそれはそれは見事。特にこんな感じの絵には、ますます腕が冴えます。 こちらモロクトカゲ ![]() そして女郎蜘蛛 ![]() 南国ではお馴染みのヤモリ ![]() 他にもカエルやシーラカンスがあったのですが、それは既にお嫁に行って、今は新しいのを製作中です。どれも見事な出来栄えです。写真だと、なかなか漆画の深さが伝わらないので、是非とも本物を見て頂きたいなと、心から思います。一度遊びにいらっしゃいませんか。 私は毎週1日、うちのワークショップでHoanが来て画を描いている、それを見ているだけで、結構楽しいのです。進捗状況はまだまだ商業ベースに乗るようなものではありませんが、もともと漆画って商業ベースに乗せるのは無理なので、赤字にならず楽しんでいられる範囲で、このプロジェクトを続けていけたらなと思っています。さてプロジェクト名はなんとしましょう。 ということで、詳細は後日また。 なお、今日は先日お伝えした、UNISのComEdの漆画クラスの最終日でした。見事、一日で研ぎ磨きが終わりました。こちらも後日その様子をお伝えします。では!
またカレンダー作成の時期となりました。ここ3年ほどは、ほぼ定番のデザインとなり、去年多少の追加があっただけで、今年はもうどこも改良ポイントはないようなので!このまま行くことにしました。
カレンダーで一番頭を悩ませるのが、載せる漆画を選ぶこと。一般的に嫌われている(かもしれない)生物、蛇やカエル、蛾などに特に愛着を示し、題材に選び漆画にする安藤と、またそれをワクワクして見る私。自分の好きな絵が常にカレンダーにふさわしいわけではないことは十分承知していますので、慎重に選ぶわけです。現在、あれやこれや、ふさわしいと思われる漆画を探しています。 一年間で、最低13のカレンダーに載せる画の写真を用意するのは思うほど簡単ではありません。というのも、画家というのは、一度気に入った素材があったら、あらゆる角度から考察を加え(なんて表現も変ですが)、同時期に同じ素材の画を何枚も描きます。 今年も同様で、蝶とゴリラに執着していた一年のようでした。まさか、カレンダー全部に何枚もの蝶やゴリラを入れることも出来ないので他は過去の作品から選びます。 ところがベトナムでデジタルカメラが一般的になったのは、ほんの数年前からで、その前までの写真はアナログのフィルムが当たりまえ。しかし、高温多湿の気候では、フィルムはカビが生え、どんどん劣化し日本からでは信じられない速度で駄目になってしまいます。だから写真の焼き増しというのは、まず考えられません。うちの個人的な写真なんかも、デジカメ以前のものはもうフィルムが死んでました。ハハハ... だからスキャン出来る写真も限られ、スキャンした後の画像を元に戻す作業も大変。 これから1か月近くはまさにその作業です。毎日の夜なべ仕事。実は嫌いな作業でもないため、気が付いたら信じられない時間になっていたりします。一応小学生の母としてはかなり辛い就寝時間ですが、結局好きなことなので、いつもこれから1か月は毎日のようにボロボロの状態で朝を迎えます。 カレンダーが何とか完成した時の疲労感と達成感。今のところ、5回か6回作っているカレンダーですが、一度として疲労感<達成感という図式はないのが正直なところ。今年こそはと、また今年も期待するわけです。さて、今年はどんな結果になるやら。 ところで、UZU Galleryのサイトでそのお知らせをしています。上部左の新着:URGENT、安藤彩英子のカレンダー2012のお知らせをクリックください。お知らせのページにとびます。またUZU Galleryのサイトへは下からどうぞ。 こちらからどうぞ。http://uzugallery.com/ (ここをクリックしてください) 直接カレンダーのサイトに飛ぶようにすればよかったんですが、ごめんなさい、ちょっとした手間を惜しんで、そのURLを控えてないので、過去ずっと使っているリンクをコピペしました。ハハハ、タグを書くのが面倒なので、よく使うものをテンプレートとしてエディタに保存しているのです。 いずれにせよ、個人的にもご興味のある方、たとえ、一部でも二部でも結構です。お問い合わせください。それは、uzu@uzugallery.comまでメールでお願いします。ここはタグはきってません。私自身がoutlookを使わないので、勝手にそっちにリンクされるととても困るので。恐れ入りますがコピペでメールくださいね。
夏休み前の7月12日の投稿で、会津の漆の芸術祭についてお知らせしたのを覚えておられる方もいらっしゃると思いますが、その後を報告します。
このプロジェクトへ出品する安藤彩英子の漆画が完成しました。写真は普通のデジカメで撮ったスナップ写真なので、プロのHuyさんに撮ってもらうものは、また後日ご紹介しますが、こんな感じ。本物とはかなりイメージが違うので、安藤からは怒られそうですが、これはこれ。スナップ写真なので勘弁ください。 ![]() NHAT BAN CO LENとは、 その次に書いてある、「がんばれ日本」という意味のベトナム語です。ちなみに、アルファベットの上や下にある記号みたいなものは、ベトナム語の一番重要な音をあらわすものです。同じaでも記号で発音が違います。ベトナム語を習う人はそれにまず惑わされます。中国語の4声に対し、ベトナム語は6声。 おっと、話がそれました。閑話休題。 この画を描くにあたって安藤は、ハノイ市内の幼稚園に行き、今回の日本で起きたことを子供たちの前で説明し、それを聞いた子供たちの描いた絵を題材に、この画を描きました。 ![]() 子供たちは皆、日本が世界のどこにあるかから始まって、日本の説明、そして本題の東日本で起きた地震と津波がどんなものか真剣な表情で聞いていたそうです。そして自分が描いた絵が出来上がったら、こうしてホワイトボードに貼りに行きます。 ![]() そして何人かの子供を選び皆の前で、絵の説明をしてもらいます。当日はベトナムのテレビ局も取材に来ました。 ![]() ![]() そして2か月くらい経った、先日のこと。出来上がった漆画を持って、再度幼稚園を訪ね、子供たち全員にそれを見せて、漆画の説明もしました。 ![]() ![]() 子供たち全員の絵を全部使うのはとうてい無理で、それは心残りだったけれども、今回このプロジェクトへの参加に、ベトナムの子供たちの協力を得たことは、とても有意義だったと、めったに味わえない種類の達成感を得たようです。多分、子供たちにしても、学ぶことが多かったに違いありません。 今日、私に子供の絵の画像を全部持ってきて、サイトに全部載せて欲しいとの依頼が安藤からありました。 ほとんど地震のないベトナムで、その怖さがどんなものか、彼らのほんの数年の人生経験ではきっと想像もできないだろうと思っていましたが、彼らの描く絵を見て、そんな先入観を反省せざるを得ませんでした。 子供たちの描いた絵の画像をひとつひとつ見ながら、だんだん心が痛くなってきます。そしてこの絵を見た時、私は涙がこぼれました。今回の悲しみをきちんと理解しているんだと驚いたのです。 ![]() 近いうち時間を見つけて、子供たちの絵を全部載せるサイトを、http://uzugallery.comに作ります。出来たらまたご報告いたします。
9月14日から始まったUNIS ComEdのLacquer Painting Classは、9人の生徒さんが、9月は毎週水曜日に、10月には第1水曜日および最終水曜日にUZU Galleryへやってきて、安藤彩英子の指導の下、真剣な眼差しで作業に取り組んでいます。
通常のクラスと雰囲気がかなり違うのは、5日間のみで1作品を仕上げる、内容が非常に濃いクラスだからなのか、見ていると清々しさを感じます。(いや、もちろん通常クラスは、常に楽しんで作品を作るサロン的要素があり、それはそれで、主宰する私も非常に楽しいのですが...) また、通常の教室では彩英子さんのクラスは金曜日のみで、順番待ちまで出る人気クラスなので、この5日コースはある意味、大変ラッキーな内容かもしれません。 クラスはこんな感じです。 ![]() ![]() 初日のレクチャーの後、いくつかこちらで用意しておいた図案から皆さんに描きたいものを選んでもらったのですが、不思議なことに全員が同じものを希望され、ちょっとびっくりしました。その図案は、通常のクラスでも人気のあるベトナムの国花でもある蓮で、私も大好きな図案ですが、5日のコースではちょっと込み入ったものだったのを多少簡単にmodifyしたもの。 ![]() 同じ図案からでも、出来上がりは9人皆さんまったく違ったものになるはずで、仕上がった際には、皆さんの了承を得て、ここでもご紹介しますね。本当にびっくりするくらい違うものになるはずです。 来週も同じように色付け作業が続きます。またご報告いたします。
この9月~10月、UNISのComEdでUZU Galleryで行われる、漆教室の募集が始まっています。
詳細は: http://www.unishanoi.org/?page=comed こちらからどうぞ。一応、該当部分を下に貼りつけておきます。 =====ここより===== S5 Natural Lacquer Painting Workshop Weekday x 5 Did you know that 99.9% of the lacquer painting sold in shops are painted with synthetic lacquer? They are certainly a form of art, but there is another precious form of art which is painted by a natural sap from lacquer trees which Vietnam takes pride in. The difference between them is like, so to speak, diamond and glass. UZU Gallery is the only gallery in Hanoi that specializes in authentic lacquer paintings. It also offers lacquer painting classes, which are almost always fully booked, offering abundant knowledge and high quality instruction. UZU Gallery will offer a special lacquer painting course of 5 classes for UNIS ComEd and give you an opportunity to experience this unique form of Vietnamese art. Lacquer painting requires many processes and a long period of time, but you will finish a small painting during the 5-class course with some help of artisans between the classes. When Wednesdays, 14, 21, 28 September, 5, 26 October, 10:00 to 12:00 Where Ciputra area Cost 2,200,000VND Max 10 (min 8) =====ここまで===== 日時:9月14、21、28日および10月5日と26日(いずれも水曜日)、10AMから正午まで 場所:UZU Gallery (No.8, D1, Ciputra) 授業料:VND2,200,000 定員:10名 (最低人数8人) 漆画の基本のレクチャーから始まり、実技、途中職人の手を借りて研ぎまでこぎつけられるよう、カリキュラムを組みます。10月の5日から26日まで2週間あいているのは、職人の作業を考慮したためです。 授業は英語となりますが、もし参加希望の方に日本人が多い場合は、進行の妨げにならない程度の通訳を考えておりますので、ご興味のある方は、uzu@uzugallery.comか098-222-3285までご連絡ください。但し、正式な申し込みはUNISとなりますこと、ご了承ください。 どうぞよろしくお願いいたします。
前回の投稿であいまいにしていた、漆教室再開日、9月5日の月曜日とします。一応、生徒さんほとんど全員にはSMSでお伝えしましたので、了解を得られていると思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
そして何よりお伝えするべきことがもう一つ。 月曜日の講師ですが、9月5日より私が務めさせて頂きます。月曜日の生徒さんには予めお伝えし、Hoanのクラス希望の方は、定員を考慮し出来る限りではありますが移って頂きました。 元々月曜日の講師にはなかなか恵まれませんでした。これはベトナムでもUZUでやっている漆絵の画法を教えられる人がほとんどいないせいなのでしょう。ちょっと無理言ってHoanにお願いしていましたが、彼も時間的な余裕がなくなってきたとか。かといって月曜日のクラスをクローズするのは何としても避けたかったので、ある意味最後の選択肢でした。 もちろん私の技術で教えられるのかという不安もありますし、運営と講師は分けたいという思いが最後まであり、悩みましたが、そんな余地のないところでもあり、清水の舞台から飛び降りるとは大げさではありますが、いずれは自立せねばならないと自らを奮い立たせ、正直今、ガクブルガクブです。 ただ、私が漆絵を習い始めて、当初わからなかったこと、ある瞬間わかったこと、そして、今、プロが出来て当たり前と生徒に教えている画法が生徒さんには実はちょっと難しいこと等々、今ならわかることもあるのではとちょっとポジティブに考えてもいます。 月曜日の生徒さん、どうぞ鍛えてください。 どうぞよろしくお願いいたします。 なんばゆき
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