なんばゆき
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・福岡県出身 ・現在ベトナム在住 ・夫1人息子1人 コメント、トラックバックは受け付けておりません。ご意見ご質問のある方はメールでお願いします。m(__)m uzu@uzugallery.com http://uzugallery.com/ 姉妹ブログ:UZU and Co. カテゴリ
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ごく初期のものですが、自分でも嫌いじゃないコレ、
30cmx30cmのチェス盤です。 周りは卵殻の螺鈿です。卵の殻を埋め、ある程度研いだ後に、銀箔を全面に貼り漆を塗って最後の研ぎと合流しました。卵の殻の高低差で、表面には卵殻が現れたり、銀箔が現れたり、飴色の銀箔が現れたり(銀+漆本来の色)、濃い漆の色が現れたり、まるで爬虫類の表皮みたい。 赤い部分は、他の作品で螺鈿を作る際にボードを削ったカスと貝の粉を赤い漆に埋めています。赤も種類の違う赤で3層くらいにはなっていたと思う(プロならちゃんと全て覚えているらしいんですが、まだまだですな。ハハ…)。 黒い部分は、本来同じ高さで綺麗な黒い色にしたかったのですが(いわゆる漆黒)、黒い漆の層を2~3層重ねて、研ぐ際に同じ層が表面に現れず、微妙な斑模様になったので、綺麗な一面を諦めて、その部分のみ、所謂オガクズを撒き、生漆→精製漆を塗っています。ある種の失敗隠しです。 本来の漆の特徴「一面」という意味では、はずれの作品ですが、これはこれでいいのでは、なんて勝手に思っています。自分が納得しているというのが、一番大事なことだと思うので。 あぁこれでは上達しないな(^^;;;。
by yukiazur
| 2006-07-18 01:25
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